ガン患者のQORについて
ガン患者が人間らしく生きるためには、ADLの向上だけでは不十分です。最近では患者本人が、QOLの向上を考えた治療を希望するケースも増えています。たとえばガンにも漢方治療というものがありますが、それは亡くなるまでのQOLが非常に良好だと言われています。 ADLもQOLも無視して、たとえ植物人間のようになったとしても、それでも一秒でも長く生きるように延命を目指すべきか、それとも最期まで極力、人間らしく生きることを優先させるべきか、結局、それを決めるのは患者本人でしょう。 いずれにしても、たとえどんな状態のガン患者であったとしても、一人の尊い人間であることに変わりはありません。人間としての尊厳は、最期まで大切にしてあげなければならないのではないかと思います。
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